ホーム(トップに戻る)/home ラジオ「キディ・ガーランド」GTO喫茶室「タッチ&ゴー!」
インフォメーション/information ストーリー/story スタッフ&キャスト/staff&cast DVD&グッズ/DVD&goods スペシャル/special データベース/database
2010.3.30
ラジオ「キディ・ガーランド」GTO喫茶室「タッチ&ゴー!」最終回収録インタビュー掲載!

先日、最終回の配信を開始した、ラジオ「キディ・ガーランド」GTO喫茶室「タッチ&ゴー!」。ここで、最終話の収録直後に、パーソナリティの内田彩さん(アスクール役)、合田彩さん(ク・フィーユ役)、白石稔さん(ミ・ヌゥルーズ)の3方にコメントをいただきましたので、紹介致します!
(さうんどおんりー最終話の秘密もこっそり掲載!>>)



――最終回の収録を終え、今までで一番印象に残っていることは?
内田 アスクールって凄く元気にがんがんしゃべるタイプの女の子だけど、私は自分からしゃべれるタイプではないので、ラジオを聞いてくれる方がギャップを感じられるんじゃないかと悩みました。でも次第に「ぽきゅ〜ん☆」とか、「アスクールだったらこう言うだろうな」と考えて話せるようになって、アスクール成分が自分の中でどんどん増していったのが印象的です。あとは「喫茶室みたいな雰囲気のラジオ」ということで、有名なお菓子をたくさん食べられて感動しました(笑)。
――特にお気に入りのお菓子は何ですか?
内田 うーん、たくさんあったからなあ。和菓子の時もありましたね。
合田 私はハート形のおせんべいが好きでした。
内田 えっと……。
白石 ……覚えてないの?(笑)
内田 いえいえ(笑)エビ味のですよね? おいしかったです。
白石 僕が好きだったのはお寿司……ってこれはお菓子じゃないな(笑)。お菓子で好きだったのはエクレアですね。僕はエクレアとワッフルが大好きで、コージーコーナー(主に関東近辺にあるお菓子のお店)に行くとよくエクレアを買ってくるんです。エクレアって洋菓子の中でも不遇な位置にあって、大きいお店でも、コージーコーナー以外にエクレアが美味しいお店はなかなかないんですよ! 熱く語りますけど!(笑) ゆえに、ラジオドラマの脚本を書いてくださっているきむらひでふみさんがエクレアを買ってきてくれたときは「なんて物事が解っていらっしゃる人だ!」と感動しました(笑)。
――合田さんは、何が番組中で印象に残っていますか?
合田 1日喫茶室長です(笑)。ラジオを始めた当初はまさかそんなことをやるとは考えもせず、白石さんが番組を引っ張ってくださるだろうと安心して任せっきりだったんです。それにいざ1日喫茶室長をやることになったら、タイトルコールの「『タッチ&ゴー!』まもなく開店よ」のあとに言うセリフがなかなか思い浮かばないんですよ。白石さんは毎回ツボに入るようなことを考えていらっしゃるのに、私は1回すらなかなか出てこないんですよね。そこで改めてラジオの難しさを思い知らされて、さらに「1日喫茶室長終わった〜!」と思ったら、もう一度1日喫茶室長をやることになってしまいまして(笑)。
白石 1回やったら評判が良かったからね(笑)。
合田 なんだかドッキリを仕掛けられた気分だったので、かなり印象的でした(笑)。
――1日喫茶室長をやるということは、その日の収録に来るまで知らなかったんですか?
白石 いつもその場で僕が決めるんですよ(笑)。現場に来るまでの間などに「今日どういう感じでやろうかな。そういえば最近会話の流れが同じになっているな。違うパターンを取り入れたいな」と思ったとき、パーソナリティを変えてしまうのが一番わかりやすいですからね。
内田 私は2回目の1日喫茶室長の時、収録ブースのごーでぃ(合田さん)と白石さんの椅子を隠して笑いを取ろうとしたら、そのまま置き去りにされてしまいました(笑)。
白石 彼女を放置して、席に戻らないでいました(笑)。
内田 私ひとりにされたことによって、自分がどれだけパーソナリティとしてしゃべれないか、「これが白石さんだったら、おもしろおかしくしゃべれるのに」と思い知らされました。
白石 僕も時々滑ってるけどね(笑)。
内田 収録を繰り返しているうちに「パーソナリティとして少しは成長できたかな」と思っていたんですが、調子に乗っていただけだと、白石さんに放置されてわかりました(笑)。
――白石稔という釈迦の手のひらの上だったと(笑)。
内田 まさにそんな感じです(笑)。
――白石さんにとっての印象的なことは?
白石 「『タッチ&ゴー!』まもなく開店よ」のタイトルコールをやったあとに、「僕が女性にこう言われたらちょっと萌えるな、テンション上がるな」というセリフを20回近く言ってきたんですが、結局番組中でほとんど触れられなかったことが心残りかな(笑)。
合田 つっこまなくてごめんなさい(笑)。
白石 いや、スルー感があったからこそ「次こそみんなに反応してもらえるコメントにしよう」という気合いにもなったんですけど(笑)。あと印象に残っているとすれば、最終回でうっちー(内田さん)とごーでぃのお寿司を食べたあとのコメントを聞いて「こんなに、ちゃんとしゃべれるようになったんだ」と、娘の成長を喜ばしく思う、娘を嫁に出す父親のような気持ちでいます(笑)。
内田 パパー!(笑)

――今回は映像付きのラジオということになりましたが、その点についてはいかがでしたか?
内田 もうほんとに「どうしよう」と思いました。やはり声だけではなく顔を見られちゃうと、アスクールのイメージが崩れちゃわないかなと心配でした。自分の顔が動きつきで配信されてしまうという恥ずかしさもありましたし、実際に配信されたラジオを見てみたら、ほかの人がしゃべっているときに私が水をこぼしたのが映っているのがばれちゃったり、口をもごもごしている顔が映っていて恥ずかしかったり(笑)。逆にごーでぃの、顎を出すポーズがよく見えたりして(笑)、ラジオをやっている雰囲気が自分でも客観的に見られて面白かったです。あと最初はしゃべることだけで一杯一杯だったんですけど、毎回見た目が同じだとつまらないから、髪型を変えてみるとか工夫するようにしました。でももうちょっと映像を有効に利用できたら良かったです。
合田 私も映像付きのラジオと聞いて最初はビックリしたんです。ただ私もラジオのリスナーだったら、収録風景を見てみたい想像する気持ちがわかります。ですから映像として見られるのはリスナーの方にとっては嬉しいでしょうけど、こちらとしては映像があるからこそ気を抜けませんでした(笑)。ただ、どんなお菓子を食べているのかなど、言葉足らずで説明下手な私でも映像でお見せできるのには助けられましたね(笑)。
内田 うん、よくラジオなのに身振り手振りで「こういうの〜」とか言っちゃいますから(笑)。あと、アニメの特定シーンの話をしたときに、ちゃんとそのシーンの映像を入れてくださっているので、自分で配信を見ても「うん、このシーンはこうだったよね」と思い返せましたね。リゾート惑星に行った回(13話)で「黒髪ツインテールの女の子がモブにいた」という話をしていたらちゃんとその女の子が出ているシーンを抜き出して映してくれて、面白かったです。
白石 僕は映像付きラジオとを聞いたとき、ラジオのひとつ上を行くTV寄りな企画だと思いました。ラジオ収録中の雰囲気を伝えるため、カメラを通してリスナーさんと繋がっている感じをより深めていければと思い、色々と放送で試していました。
――その映像を使った試みのひとつが、内田さん放置ですか(笑)。
白石 そうですね(笑)。ほっとくとうっちーとごーでぃが僕に全部任せてふたりがしゃべる時間がなくなってしまうので(笑)。そこは僕のまわしが不足というところもあるんですが。
内田 そそ、そんなことはないです(笑)。
白石 僕が思うに、火事場のくそ力じゃないですけど、彼女たちはひとりにさせた方が面白いことをしてくれるんじゃないかと(笑)。そして映像だと放置させていることが明らかにわかるので「こういう使い方もあるな」と自分自身勉強になりました。知識をつけられたところで放送が終わることになってしまい残念ですが、また映像付きラジオの機会があれば、今回の経験を生かしたいと思っています。




――ラジオドラマ「さうんどおんり〜」を収録されての感想をお願いします。

内田 ラジオドラマは以前白石さんとやらせてもらったこともあるんですけど、その時はほとんどアドリブだったんです。ですが今回はちゃんときむらさんの書かれた台本があって、アニメDVDにも特典としてつくんですよね。しかもほとんどリテイク無しで収録することになったので、緊張が半端なくて凄く汗が出ちゃいました。さらにきむらさんがラジオならではの、難しい言葉や早口言葉や物まねがある脚本を書かれていて(笑)、頑張って乗り切ろうとしたけど空回りしたり物まねが全然似てなかったりしていました(笑)。
合田 うへーい(笑)。
内田 でも、アスクールとク・フィーユのキャラクターが入れ替わるとかロボットになるとか、ギャグテイストのお話がある一方で、今回のミヌさんの話みたいに「アニメで語られていない裏側でこんな話があった」という重要なことも入っていて、難しかったです。またアドリブではその場のノリが大事ということもわかったし、白石さんのアドリブも勉強になりました。脚本にとらわれず自由にやらせてもらったので、もっとアスクールっぽくできたらよかったという反省点もあります。
合田 うっちーの言うとおり本編とリンクしている部分が多いので、台本をいただくのが楽しみだったんですが、いざいただくと難しい言葉が多くて「イジメかな!?」と思うことも何度かありました(笑)。
白石 今、ブースの外にいるきむらさん、全然こっち見てないよー(笑)。
合田 でもこの「さうんどおんり〜」で「アニメのあの部分には、こういう意味があったんだ」と初めてわかることが多くて、感慨深かったですね。アニメ後半では、ク・フィーユとアスクールはほかの惑星に行っているからGTO本局を不在にすることが多かったんですが、ラジオドラマでまさかロボットとしてふたりが登場して、その役を担当するとは思いませんでした(笑)。本編では出ないク・フィーユの姿をお聞かせすることができたと思います。
内田 ロボットのク・フィーユ1号はツンデレ台詞とかもいっぱいあって、聞いてる人にはたまらなかったんじゃないかな(笑)。
合田 そういう点は、演じている私たちとしても楽しかったですね。
白石 僕にとって「さうんどおんり〜」は、アスクールたちが喫茶室に帰ってこなくなったあたりから、アニメよりもミ・ヌゥルーズがしゃべっている感があり「愛のミ・ヌゥルーズ劇場」でした(笑)。ラジオドラマなんですがリテイクがほとんどなく、生放送でお芝居する感覚に近いので、僕もいつも緊張感を持ってやらせていただきました。収録時「これでいける」と思ったのが、オンエアを聞いたら「これはちょっと……次回は頑張ろう」と思うこともあり、よりやりがいのあるお芝居ができる場所だったと思います。
 また最終回のミ・ヌゥルーズのビックリ展開ですが、正直なところ男性的なミ・ヌゥルーズを演じたのはこのラジオの収録現場が初めてで、まだアニメで出てくる絵を見ていません(苦笑)。そのためもし絵とイメージと違っていたら「ごめんなさい」ですが、うまくイメージがあっていたら嬉しいな(笑)。最終回では、男版ミ・ヌゥルーズの不器用なりな優しさ、純愛的な雰囲気が伝わればと思って演じたんですが、今までに愛を伝えるような役を演じたことがほとんどなかったので、女の子ふたりの前で気恥ずかしくなりつつ(笑)楽しくやらせていただきました。

――「さうんどおんり〜」に登場したライトニング0というキャラクターは、皆さんが1人ずつ同じキャラクターを演じたものが録音されたけど、本放送では誰が演じたものが採用されるか、皆さんにはわからないということですね。 (是非本放送でご確認ください!)

内田 怖いよー!(笑)ライトニング0って凄く重要で、ミヌさんを変えてしまった女性ですから……変な意味じゃないですよ?(笑)
白石 そうね、変わっちゃったわ私。変わるわよ!(笑)
内田 きむらさんにお聞きしたら、『キディ・グレイド』に出てきたライトニング達と今回のライトニング0はまた別のキャラクターだそうなんですが、前作でもエクレールのクローンということで重要な役でしたし、彼女たちが洗脳から解けて、船を与えられるところが印象的でした。ですから自分が演じられるか不安でしたし、前作を見ていた方々もあの子たちには思い入れがあると思いますから、演じるのは緊張しました。
合田 やっぱり難しかったですね。そんなに演技の実績もない私が、ト書きに「亡くなる前に優しい表情を浮かべて」と書いてあるキャラをやることになったので、どうやったら表現できるか悩んで、凄く難しかったんですよ?
白石 何で俺に言うの?(笑)
合田 どうなってるのか自分では本当にわかりませんから(笑)。

――白石さんは、自分が演じる役に影響を与えたキャラをさらに自分が演じるという、変わったことをすることになったわけですが(笑)。

白石 今回演じるにあたって『キディ・グレイド』の漫画版を、ゾマ役の“ハム”こと瀧澤樹君から借りて読ませていただいたんです。そしてライトニング0はどういうキャラクターか考えた結果、僕にとってのエクレールを演じようと思ってやらせていただきました。エクレールの持っている、明るいけど人を包み込む暖かさ、柔らかさみを演じられたらいいかなと。正直なところ、女のキャラなのに僕が演じることがまずおかしな話で、それなのに誰もつっこまないのはどうかと思うんですが(笑)。放送で誰が演じたパターンが採用されるか、楽しみに待っていたいと思います。
内田 怖いよー!(笑) トロワジェインさんの能力を受け継いだリュミエールの複製がク・フィーユなら、トリクシーさんの能力を受け継いだアスクールはエクレール寄りのポジションなんですよね。しかもセリフに「見つけて、私の新しい薔薇」とあるので、「これはアスクールの私が採用されなきゃ駄目なんじゃないの!?、きむらさんの新たなイジメかな!?」と、色々考えてしまいました(笑)。

――最後に、ラジオの収録を終えてのコメントをお願い致します。

内田 たまにはコメントの順番変えませんか?(笑)
白石 じゃあ僕から(笑)。20回という短い間ではありましたが、お付き合いくださいまして皆さんありがとうございます。『キディ・ガーランド』という作品を皆さんに楽しんでいただけるお手伝いができればと思ってやってきましたので、このラジオを通してアニメを見てみたいと思う方が、1人でも2人でもいれば成功だと私は信じています。
合田 ラジオを最後まで聞いてくださった方、ありがとうございました。色々とやらかしてしまい(笑)、ドタバタな感じのラジオだったかもしれませんが、皆さんが私たちと一体になって楽しんでいただいていたらとても嬉しいです。メールも毎回楽しく読ませていただいて、たくさん新たな知識も得られました(笑)。ラジオは終わりますが、今後さらに『キディ・ガーランド』のDVDも出ますし、そちらに「さうんどおんり〜」も収録されますので、このラジオのことも思いだしてくだされば嬉しいです。
内田 はい、最後にコメントするのが一番苦手なことを忘れていました(笑)。ラジオを通してアスクールを好きになってくれる人がもっと増えてほしいと思ったし、喫茶室の雰囲気を感じてほしいと思っていたので、握手会などでラジオの感想を聞けて凄く良かったです。私は自分の駄目な部分をアスクールに引っ張ってもらって、ク・フィーユにつっこんでもらって、ミヌさんに支えていただいたり怒ってもらったりして、このラジオのおかげでキャラとより近づくことができたし、キャラクターを演じさせていただく……喜びみたいなものも……(涙)。
白石 泣く! 泣くか! 泣くのか!(笑)
内田 視聴者の方から「楽しかった」というメッセージをいただきましたが、ラジオやイベント、アフレコをさせていただいて、私が一番楽しく充実した毎日を送らせていただきました。私にとって、今まで生きてきて一番濃かった半年間の日々なので、皆さんにとってもちょっとでも楽しい気持ちや思い出として残ってくれたらいいなと思います……(涙)。まだアニメの収録が終わってないし、ラジオは明るく終われると思っていたのに、涙が出てしまいました(涙)。




GTO喫茶室「タッチ&ゴー!」は、Lantisネットラジオよりバックナンバーを聞くこともできるので、まだ聞いたことがないという人もぜひこの機会に聞いてみてください!
インタビュアー:桝谷 直俊

ラジオ「キディ・ガーランド」GTO喫茶室「タッチ&ゴー!」
http://lantis-net.com/kiddygirl-and/
「さうんどおんり〜」に登場するライトニング0の役は誰が採用されたか。配信中の放送第20回を聞いて確かめてくださいね!